関連する研究業績を紹介しています。


鈴木雅之・川中紫音・西村多久磨 (2025). 中学生における部活動動機づけと学習動機づけの相互関係の検討 教育心理学研究, 73(2), 79-92.

中学生を対象とした縦断調査により,部活動に対する動機づけと学習に対する動機づけの個人内での相互関係を検証した論文です。RI-CLPMを用いた分析の結果,部活動(学習)に自律的に取り組むことで学習(部活動)にも自律的になるという「動機づけの転移(汎化)」が生じる可能性を実証しました。授業外の活動である部活動を充実させることが,生徒の学習意欲の向上を支援し得るという視点をもたらすものです。


藤原寿幸・鈴木雅之 (2027). 小学生における学級目標への動機づけ尺度の作成 教育心理学研究, 75(1).

小学校の学級経営の核となる「学級目標」に着目し,目標達成に向けた児童の動機づけ(取り組む理由)を測定するために,自己決定理論(有機的統合理論)に基づいた尺度を開発しました。調査を行った結果,開発した尺度の妥当性が確認されました。これまで実証的知見の乏しかった学級経営の領域において,児童が主体的に学級目標に関わるプロセスや,望ましい学級経営のあり方を定量的に検討するための基礎的なツールを提供するものです。